イノシシの肉は美味しい?地域によって味が違う?臭いは?
イノシシの肉の味は?
イノシシ肉の品質や味は、イノシシの健康状態や肉質、狩猟地域、そのイノシシが食べていた餌、加工をした猟師etc によって大きく変化してしまいます。
つまり、品質が安定していない、という問題を持っています。
しかし、古来より滋養強壮の食材として食べられてきた歴史があり、美味しい肉で出会えれば、クセも少なく美味です。
イノシシ肉の総評
味:☆☆☆☆
臭いの少なさ:☆☆☆☆
クセの少なさ:☆☆☆☆
料理の汎用性:☆☆☆☆☆
希少度:☆☆
イノシシ(猪・豬)とは? 日本には2種類いる?
鯨偶蹄目イノシシ科の1種です。
日本列島には、イノシシの亜種である
『ニホンイノシシ』
『リュウキュウイノシシ』
の2亜種が分布しています。
『ニホンイノシシ』
本州・四国・淡路島・九州に分布します。北海道は現代のイノブタを除き野生のイノシシが自然分布していない地域になります。
ニホンイノシシは、狩猟対象獣であり、その商品価値は食肉用として高く、他の対象鳥獣と比較しても人気があります。
体長は雄110–170cm、雌100–150cm、肩高60–90cm、尾長30–40cm、体重80–190kgで、雌は雄よりも小さいです。
『リュウキュウイノシシ』
南西諸島の奄美大島・加計呂麻島・請島・与路島・徳之島・沖縄本島・石垣島・西表島に分布しています。
ニホンイノシシと比較するとかなり小さく、体長は90–110cm、体重20–70kg程度です。
鹿児島県版レッドデータブックでも絶滅危惧I類で掲載されており、保護の重要性は高いです。
イノシシの狩猟の歴史 山鯨と呼ばれている?
日本で獣肉食が表向き禁忌とされた時代も、山間部などでは『山鯨(やまくじら)』と称して食べられてました。『薬喰い』という別名もあり、滋養強壮の食材とされていました。『獅子に牡丹』という成句から、獅子を猪に置き換えて牡丹肉(ぼたんにく)とも呼ばれています。イノシシの肉は、多くがシシ汁、シシ鍋、燻製として食べられて来ましたが、近年では焼肉やバーベキュー、炒め物にすることも増えています。
イノシシ料理:牡丹鍋(イノシシ鍋)
猪肉は縄文時代からよく食べられていた食材であり、これを具材に加えた鍋料理は日本各地に見られます。鍋の中で野菜、根菜、きのこ類、芋類、コンニャク、麩、豆腐と猪肉を一緒に煮て食べるのが一般的であり、味付けは地方によって異なりますが、昆布と鰹節でとった出汁に主に味噌か醤油を入れることが多いです。
参考資料 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4%E3%83%8E%E3%82%B7%E3%82%B7 https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%81%BC%E3%81%9F%E3%82%93%E9%8D%8B