エゾシカの肉が美味しい?ご当地グルメの登場も?

エゾシカの肉の味は?

エゾシカの肉は、高タンパクかつ低脂肪で、鉄分も多く含んでおり、栄養学的に非常に優れた食品であると評価されています。ジビエ特有の獣臭はありません。
従来は、刺身やもみじ鍋としてでも食べられてきましたが、2000年代から加工製品を使った料理がご当地グルメとして普及し始めております。
また、スーパーマーケットやコンビニエンスストアでもハンバーガー、ソーセージ、カツカレー、おにぎりなどバラエティに富むエゾシカ料理が販売されております。
加えて、人間が食すのには適さない肉や内臓は、ペットフードに活用されています。

エゾシカの肉の総評
味:☆☆☆
臭いの少なさ:☆☆☆☆
クセの少なさ:☆☆☆☆
料理の汎用性:☆☆☆☆
希少度:☆☆

 

エゾシカ(蝦夷鹿)とは?

北海道に生息するシカの一種です。
シカ科シカ属に分類されるニホンジカの亜種でもあります。
頭胴長140-180cm、尾長約13 cm、体重90 – 140 kg(雌70 – 100 kg)
体毛は夏毛が茶色、冬毛が灰褐色で、臀部後面は季節問わず白色です。

 

 

エゾシカの狩猟の歴史 2010年には65万頭がいた?

1800年代後半〜1900年代前半開拓が進むとエゾシカは狩猟が盛んに行われてきました。
2010年、北海道全域における生息数が約65万頭と推定され、戦後最多の状態となっています。その為、北海道ではエゾシカを地域固有の資源として有効活用する取り組みの一環として、鹿肉を流通させる試みが官民一体となって行われています。1999年には行政や猟友会、食肉業者、農協関係者が結集し、『エゾシカ協会』が発足されました。
2012年、捕獲数は狩猟と有害駆除を合わせて約14万4000頭となっています。


エゾシカ料理:もみじ鍋

鹿肉には「もみじ(紅葉)」という別名があり、鹿肉の鍋を『もみじ鍋』と言います。これは花札の10月(花が紅葉)の種札(10点札)が鹿であることが起源と言われています。肉食を禁止されていた僧侶が隠語として用いていました。エゾシカの肉は通信販売もありますので、手軽に作ることが可能です。

エゾシカ料理:缶詰など

エゾシカ肉を用いた『ブロック肉』『串焼き』『つくね』『スペアリブ』は通信販売にて広く流通しております。また、エゾシカ肉を用いたカレーの加工品は多くあり、販売されております。加えて、人間が食すのには適さない肉や内臓は、ドッグフードとしても販売されております。

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参考資料
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A8%E3%82%BE%E3%82%B7%E3%82%AB
http://www.yezodeer.jp/item/63